虎と獅子 虎と獅子

〜セイバータイガーVSシールドライガー〜

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 セイバータイガーとシールドライガー

 私にとってこの二体は特別な存在である。好きなライバル関係のゾイドと言えば真っ先にこの二体が思い浮かぶ。どちらが好きですか?と聞かれても、私も答えることができない。この二体に優劣をつけるのは到底無理である。どちらかが欠けると何も価値がないようにも感じてしまう。

 まず、どうしてこの二体なのか?であるが、それは、古今の「好敵手の法則」というものを非常に忠実に、そして見事に表現されているからだ。「好敵手の法則」とは人にもよるであろうが、私の中での好敵手とは「共通性がある。」「対照的である。」の二つの条件を指している。好敵手の存在は物語の上では最も重要な位置におかれている。例としては「機動戦士ガンダム」の「アムロとシャア」である。この二人の「共通性」は理由はどうあれ軍人であり、MSのパイロットである。そして「対照的」なのはアムロが新米で高スペックなガンダムに乗り込んでいたのに対してシャアはベテランで、MSも量産型の改造機であったりした。MSの性能で上回っているアムロに対してシャアは完全に己の実力で勝負していた。これは劇中ジオン軍はガンダムを超えたMSの開発に成功しなかったことをみて判断したものである。

 では、本題の「セイバータイガー」と「シールドライガー」はどうか?まずデザインの点から見てみると。

・セイバータイガー
 :いかにも帝国軍な赤色主体のカラーリング
 :機械パーツが見えにくく生物的なデザイン
 :装甲式コックピット
 :キラーサーベル装備
 :射撃武器は見てわかるつけ方

・シールドライガー
 :いかにも共和国軍な青色主体のカラーリング
 :露骨に機械パーツが見えていて機械的なデザイン
 :キャノピー式コックピット
 :レーザーサーベル装備
 :Eシールド装備
 :射撃武器は格納式

・共通点
 :猫科がモチーフ
 :種類は違うが牙パーツが同じ
 :ストライククロー装備
 :横からのシルエットは猫科の美しい曲線
 :射撃装備はビーム、ミサイル、ショックカノン
 :いかにも高速で動きそう
 :モーター駆動で同スケール
 :子供に人気がある(らしい)

 ・・・と、他にもあるだろうが、とりあえずこのような点があげられる。この二体は帝国と共和国、それぞれのデザインの良いところをちゃんともっていっているのだ。そしてそれでいながらも同じようなシルエットを持っている。これを考えた人は天才か!?と思ったのは私だけでは無いだろう。
 帝国VS共和国というなら他にも「アイアンコング」VS「ゴジュラス」や「イグアン」VS「ゴドス」を思い浮かべる人もいるであろうが、前者はモチーフが異なっているし、後者は良くも悪くも量産型であり、それゆえに地味な部分が否めない。

 さらに付け加えるならのこ二体には熱い歴史がある。それはゼネバス帝国時代、初の大型高速ゾイドとして誕生したサーベルタイガー。そして対サーベルタイガー用につくられたシールドライガー。もちろん機体性能は後から出てきたシールド優位である。そして現在(?)のガイロス帝国。私を含むオールドファンはこう叫んだであろう・・・

セイバータイガー((゜∀゜))キタキタキタキタキタキターーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!

 そう、サーベルタイガーは時間を超え、再びシールドライガーに挑戦するために復活したのだ。
 時間を超えたライバル達の性能差はほとんどなく、再びゾイダーの魂を燃え上がらせた。
 アニメ序盤でもバンのシールドライガーVSレイヴンのセイバータイガーはたまらなく格好良かった。上山先生とXEBEC、そしてもちろんTOMY様は、本当に足を向けて寝れないと思った。
 やはりあの二体の戦いは他のゾイド、いや、ゾイド以外のロボットものには決して真似できない何かがある。

 読みにくかったであろうが、以上がセイバータイガーとシールドライガーに対する私の考え方である。
 何が言いたかったかと一行でまとめると・・・
 好敵手という設定は、それだけで充分すぎる設定になり、魅力的になり得るものである。
 もしかしたら私は彼らの「好敵手」という設定に惚れているのかもしれない

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